働き盛りの男性に多い頭痛 | アナタにも忍び寄る群発頭痛|強い痛みから逃れる為の処置
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アナタにも忍び寄る群発頭痛|強い痛みから逃れる為の処置

働き盛りの男性に多い頭痛

頭痛

群発頭痛の症状は、次のようなものです。目の周りや奥、あるいは頭の側面に、激しい痛みがありしばらく続きます。痛みのタイプとしては、錐で突くような鋭い痛みです。えぐられるような、という形容もよく聞かれます。涙が出て、目が真っ赤になり、鼻づまりや鼻水を伴うこともあります。顔がほてったり、汗をかいたりする人もいます。一般に激しい頭痛としては偏頭痛が有名ですが、群発頭痛の多くが偏頭痛よりはるかにひどい苦痛を伴います。偏頭痛の患者は安静にしていれば症状が治まりやすいのですが、群発頭痛の患者は痛みのあまり夜寝ているときでも起き上がって部屋中を動き回ったりします。この痛みが1時間以上続くこともあります。発作の起こる時間帯はだいたい決まっているのが特徴です。いったん痛みの発作が起こると、翌日からも当分の間持続します。したがって肉体的にも、精神的にもダメージの大きい病気といえます。原因は、目の奥にある頸動脈のひとつが炎症を起こすためとされています。もともとは働き盛りの男性に多い病気ですが、最近では女性の患者も少しずつ増加しています。飲酒が症状を悪化させることがあるため、発作が続いている間はお酒を控えなければなりません。喫煙との因果関係は定かではありませんが、群発頭痛の患者は喫煙習慣を持つ人が多いので、これも控えた方が無難でしょう。また、心臓疾患などで血管を拡げる薬を飲んでいる場合、発作が出やすくなることがあります。

群発頭痛は比較的症状のわかりやすい頭痛ですので、心当たりのある人は頭痛外来などを受診するとよいでしょう。頭痛外来では脳神経外科や神経内科、精神科などの医師が対応しています。偏頭痛用の薬の中には、群発頭痛にも効き目のあるものがあり、病院で処方してもらえます。これは脳の血管が拡がるのを抑える薬で、群発頭痛の症状が始まってすぐ飲むと効果的です。薬のほかにも、病院で1分あたり7リットル以上の酸素吸入処置をしてもらうことも、群発頭痛を軽減するのに役立ちます。病院に通院している患者は、保険適応のある注射薬をもらうこともできます。これは自宅などで自分で注射することもできるので便利です。群発頭痛はひどくなると抑えることが困難なので、最もよい方法は予防することです。発作が出にくいようにする予防薬も処方してもらうことができます。群発頭痛の患者は精神的にもまいっている場合が多いため、抗うつ剤や精神安定剤が出されることもあります。痛みの治療には、ペインクリニックなどが専門とする神経ブロックという方法もあります。群発頭痛の場合は、星状神経節という神経をブロックします。万人に効果が出るとは限りませんが、高齢者でも心配なく受けられるというメリットがあります。群発頭痛は症状が激しいため絶望的な気分に襲われてしまう患者もいますが、年齢とともに快方に向かう例も少なくありません。医師とよく相談して、前向きな気持ちで病気と向き合うことが大切です。